63歳タクシードライバーの明けキャン|勤務明けから一泊キャンプまで、私の一日

ソロキャンプ

「勤務明けにキャンプなんて疲れるだけじゃない?」

そんなふうに思われるかもしれません。

実は、私自身も以前はそう思っていました。

ところが今では、勤務明けのキャンプは私にとって何よりの楽しみであり、次の仕事へ向かうための大切なリセット時間になっています。

勤務明けといえば、家に帰って寝る。

私も以前は、それが当たり前だと思っていました。

ところが60歳を過ぎてソロキャンプを再開してからは、勤務明けの過ごし方が大きく変わりました。

私は東京都内で隔日勤務をしているタクシードライバーです。

勤務を終えるのは翌日の明け方。

そのあと自宅へ帰り、体を休め、準備を整えてからキャンプ場へ向かいます。

一泊して自然の中でゆっくり過ごし、翌日に帰宅する。

私は、このスタイルを「明けキャン」と呼んでいます。

今回は、私が実際に続けている「明けキャン」の一日をご紹介します。


勤務終了。ようやく一日が終わる

勤務を終えて会社へ戻るのは、たいてい午前3時ごろです。

営業を終え、売上処理や忘れ物の確認を済ませます。

その後、洗車と車内清掃を終えれば、その日の仕事は終了です。

会社を出る瞬間は、「今日も無事に終わった」という安堵感でいっぱいになります。

一方で、夜通し働いているので、眠気もかなりあります。


帰宅したら、まずは体を休める

帰宅すると、まずシャワーを浴びます。

そして、多くの日は1〜2時間ほど仮眠を取ります。

「せっかくの休日だから早くキャンプ場へ行きたい。」

そんな気持ちはありますが、眠気を我慢して出発することは絶対にしません。

安全第一。

これは、私が明けキャンを続けるうえで、一番大切にしていることです。


準備をして出発。到着時間は決めない

仮眠を終えたら準備を整えます。

行き先によって、電車で行くこともあれば、バイクで行くこともあります。

荷物は普段からある程度まとめてあるので、準備は短時間で終わります。

途中でコンビニに立ち寄り、おにぎりやパン、コーヒーなどを買うこともあります。

気負わず、気軽に楽しむのが私のスタイルです。

キャンプ場へ到着する時間は決めていません。

午前中に着く日もあれば、仮眠を長めに取ったり、途中でゆっくり買い物をしたりして、昼近くになることもあります。

仕事では時間に追われる毎日だからこそ、休日くらいは時計を気にしたくありません。

自分の体調に合わせて行動することも、明けキャンの楽しみ方のひとつです。


テントを設営

キャンプ場へ着いたら、まずはテントを設営します。

以前はファミリーキャンプ用の大きな道具を使っていましたが、現在はウルトラライト(UL)スタイルです。

荷物も軽くなり、設営も撤収もずいぶん楽になりました。

テントが立ち上がると、「休日が始まった」と実感します。


コーヒーの日もあれば、ビールの日も

設営が終わると、まずは椅子に座ってひと息つきます。

コーヒーを淹れる日もありますし、暑い日には冷えたビールを一本楽しむこともあります。

バイクで来た日も、到着後はもう運転することはありません。

電車で来た日は、なおさら気兼ねなく味わえます。

自然を眺めながら飲む一杯は、仕事を終えた自分へのご褒美です。


何もしない午後

自宅で仮眠を取ってきても、キャンプ場へ着くとまた眠くなることがあります。

そんなときは無理をせず、テントの中で昼寝をします。

風で揺れる木々の音。

鳥のさえずり。

遠くから聞こえる子どもたちの声。

自然の音に包まれながら眠る時間は、自宅では味わえない贅沢です。

目が覚めたら、本を読んだり、コーヒーを飲んだり、景色を眺めたり。

特別な予定はありません。

普段は時間に追われながら都内を走り続けていますが、キャンプ場では時計を見る回数が驚くほど減ります。

時間に追われる毎日だからこそ、「何もしない」ことが、私には最高の贅沢です。


ゆっくり夜を迎える

夕方になれば夕食の準備。

簡単な料理を作り、お酒を楽しみながら夜を迎えます。

焚き火をする日もあれば、静かに空を眺めるだけの日もあります。

仕事の日には味わえない静かな時間が、明けキャンの大きな魅力です。


テントで眠る

夜が更けたらテントへ。

目覚まし時計を気にする必要はありません。

自然の音に耳を傾けながら眠る時間は、とても穏やかです。

勤務明けだからこそ、テントの中ではぐっすり眠ることができます。


翌朝

キャンプ場での朝は、毎回同じではありません。

鳥のさえずりで目を覚ますこともあります。

キャンプに来ている高揚感からなのか。

それとも、仕事の日の習慣なのか。

いつもの午前4時ごろに、自然と目が覚めてしまうこともあります。

寝袋から起き上がり、テントのジッパーをゆっくり開けます。

外へ出ると、ひんやりとした朝の空気が体を包み込みます。

私がよく利用する奥多摩の川井キャンプ場では、川を挟んだ向かい側にJR青梅線の川井駅があります。

そのため、始発が動き出す時間になると、静かな山あいに電車の走る音が響いてきます。

近くには奥多摩大橋があり、その明かりがまだ薄暗い景色を静かに照らしています。

雨の日には、濡れた土や草の香りがふわりと漂い、思わず深呼吸をしたくなります。

お湯を沸かしてコーヒーを淹れ、その景色を眺めながらゆっくり過ごす朝。

都会で仕事をしていた数時間前とは、まるで別の世界にいるような感覚になります。

この朝の時間も、私にとって明けキャンの大切な魅力のひとつです。


まとめ

明けキャンは、勤務明けに無理をして遊ぶことではありません。

疲れた体を自然の中で休ませ、心を整える時間です。

だから私は、眠ければ仮眠を取り、急がず、自分のペースで行動します。

キャンプ場に着く時間も決めません。

その日の体調に合わせて過ごすことが、私には一番心地よいからです。

63歳になった今、あらためて感じるのは、「頑張りすぎない休日」の大切さです。

隔日勤務や夜勤の仕事をしている方へ。

一度だけでも、自然の中でゆっくり一泊してみてください。

急がなくていい。

頑張らなくていい。

ほんの一泊でも、気持ちは驚くほどリセットされます。

私にとって明けキャンは、また前向きな気持ちで仕事に向かうための、大切な時間になっています。

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